慢性ショック
トラウマには、一回限りのトラウマと繰り返されるトラウマがあります。
この繰り返されるトラウマを慢性ショックと呼んでいます。
慢性的に繰り返されるショッキングな出来事には、どんなものがあるのか。
身近なところでは家族の人生があります。その中でも親の人生は子供に直結しています。
そして、子供の人生は家族にも大きな影響をもたらせます。
例えば、両親の離婚や再婚、または引っ越しを繰り返す、転校を繰り返す、
などの日常的に、ごく普通に行われている時間の中に潜んでいます。
両親の離婚は、子供にとって一大事です。
そして、引っ越しや転校も、親しくなった近隣の人や友だちとの別れも付いてきます。
●この時、心に刻まれた孤独を誰にも語れず、愚痴ることさえもできず、
日々の時間が刻まれていくと、もしかして心の傷は深く濃くなってしまうかも知れません。
トラウマに晒されたままの心は癒されることもなく、恐怖は継続的に続く。
数ヶ月から数年の時を刻む・・・戦争。この戦争のように逃げ場のない、家庭内で起こる虐待や暴行は子供にとって逃げ場のない牢獄である。
トラウマ体験、時には慢性的に繰り返されたり、長期的に続くことがあるかも知れませんね。
癒されることもなく、繰り返されるショッキングな出来事は、他にもあるように思えます。
(これが現実なのか・・・と、思うと切ない)
トラウマ ⇒ 心が怯えているのに癒されぬまま曝されてしまう。 ⇒ 慢性ショック
●トラウマの話をするときによく使われる、地震・雪崩・火災・洪水、強盗・住居侵入・レイプ・殺人・暴力・死などの 出来事を客観的といいます。このような客観的なものは、通常、外的なものです。 (※外的でないものもあります)
●トラウマを構成するものは、客観的な出来事の主観的 ( 苦痛な情緒 ) な体験です。○
※トラウマが発症する条件には、この2つが不可欠になります。
客観的な出来事に晒されて、主観的な体験をする・・・これがトラウマとなる。
また、このトラウマ体験は、一度だけのものか、それとも何度も繰り返されるものか。
